今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

後期も全部オンラインにして欲しい

2021年9月17日にKULASIS(京大の学生ポータル)で発表があり、2021年度の後期授業について短くとも10月21日までは原則としてオンライン授業である旨が知らされた。効果がよく分からない感染対策のために、明らかに教育的効果が減じているオンライン実験と称するものを学生にやらせるのは、大学としての責任を放棄している面があると思う。前期の「オンライン実験」がそうだったが成績A+を与えておけば実験がオンラインでも学生は黙るだろうというような意識が感じられ、学生を愚弄していると思った。実際に誰かにそういう意識があるかどうかは別として。

他の社会的活動(例えば大学生は、大学の授業に行かなくてもアルバイトをするなど、対面での社会的活動を行なっている)をそのままに、大学の授業だけがオンラインであることの意味がどれくらいあるのか分からない。対面授業が無くなり、全てオンラインになれば、通学時間が無くなるので、学生に自由な時間が生まれる。通学時間分を全てアルバイトの時間に変えることすらできる。左京区内、あるいは自宅と左京区を往復するより感染対策的に言えば「危険な」移動が、むしろオンライン授業になることで可能になる。オンライン授業であることで、教室に行く必要が無くなれば、全国どこにいても授業が受けれるので、全国を観光しに転々としながら授業を受けることだってできる。実際、そうしている人も多くいる。対面授業をやって、学生を左京区に縛り付けておく方が、感染拡大のリスクが低減することすらあり得るのではないか。

オンライン授業にすることで感染拡大のリスクが抑えられるというのは、学生が大学に行く代わりに家から出ないことを前提としている。実際には、学生は家から出る。夏期休暇における学生の移動や、オンライン授業を受けながら全国を転々とする学生の移動を本格的に制限することなしに(もっとも、そうすることの意味があるのかは分からないが)授業だけをオンラインにする意味がどれくらいあるのか、私には分からない。

京都大学も世間体を気にしなければいけないので大変だと思う。私は、オンライン授業を歓迎する。課題は面倒くさいが、対面併用の授業形態であってもオンラインと同じ量の課題が出ることが前期で分かったので、その時の気分によって対面に行くかどうかを決めることになるからだ。それは面倒なので、一律オンラインの方が気が楽だ。通学時間(1日3時間以上!)も無くなる。早起きもしなくていい。なんなら、頑張れば授業を受けながら旅行だって出来るだろう。青森に行ってみたい。三内丸山遺跡太宰治の生家には行ってみたい。