「モノのインターネット」って気持ち悪くないですか???

先日、中国ではIT分野の諸用語に適当な中国語の漢字を当てるということが試みられているため、IT用語が一般の中国人にとって身近なものになり、IT人材の育成が促進されているという趣旨の記事を拝見した。(アルゴリズム→算法のように)

 

 

我が国には、「Internet of Things(IoT)」の訳語に「モノのインターネット」が当てられているという現状がある。

 

 

「モノのインターネット」という言葉では「各種モノをインターネットと繋がった状態にすること」という元来の言葉の意味を正確に表現できていないのではないか

 

「モノのインターネット」というと「モノ」が「インターネット」を所有しているというような変なニュアンスが入り込んでしまうのではないか。

 

 

リンカーンの言葉「人民の、人民のによる、人民のための統治」は典型的な誤訳であるとされている。

 

 

「government of the people, by the people,for the  people」は

 

of以下のpeopleを目的語、

government(govern)を動詞、

by以下のpeopleを主語とする名詞構文であるため、

正確には「人民が、人民のために、人民を統治すること」であるという。

 

 

名詞「Internet」に対応する動詞はないが、

「Internet of things」の場合もリンカーンと似たようなもので、

of以下のthingsを目的語、

Internet(???)を動詞とする名詞構文である

と解釈した方が良いのではないか

 

 

「モノのインターネット」という少し違和感を感じる訳語ではなく、

「モノをインターネットと繋がった状態にすること」という意味に対応する

「モノのインターネット化」の方がより正確にIoTの意味を反映しているように私には思われる