よく新聞に書いてあるようなこと

 

 

昨今、北朝鮮の非核化をめぐって「核なき世界」という用語が喧伝されているが、私には「核なき世界」は既に実現しているように思われる

 

核兵器など存在しない」などとrapt氏のようなことを言いたい訳ではない。アメリカを再び偉大な国にする、と叫び大統領に当選し現在まさに北朝鮮に圧力をかけ続けている張本人たるトランプ氏、彼こそが既に「核なき世界」を実現している

 

就任後、自国を含む包括的な経済連携協定交渉からの脱退を宣言したり、国際的な環境問題に対応する世界的な取り組みの一環である協定からの脱退を宣言したり、挙げ句の果てには「全同盟国との同盟関係を見直す」などと発言し今までアメリカが務めて来た「世界の警察官」としての地位から退く構えを見せるなど、これまで世界が持っていた「アメリカの大統領」というステレオタイプを木っ端微塵にぶち壊した

 

「もはやアメリカをこれまでと同様に信用していてはならない」という底流が世界に広がる中、我が国だけはアメリカに盲従し世界に恥をさらしているが、アメリカを中心とした冷戦後の国際秩序は完全なる変容へと向かっていると見てまず間違いないだろう

 

つまり、世界はアメリカという核を失ったのである。トランプ氏は既に「核なき世界」を実現したのだ。これ以上何を望むというのだろう

 

前任のオバマ氏は就任後すぐプラハで行った「核なき世界」を標榜する演説が高く評価され、ノーベル平和賞を受賞した。しかしながら皮肉なことに、その「核なき世界」は自身の退任という形ですぐに実現されることとなったのだ

 

 

2018年の今日、我々は「核なき世界」に暮らしている