今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

人間が宇宙へ行くというモチベーションは持続するか

小学校の頃は、クラスで宇宙と言えば私、で通っていたし、実際、天文ではなく宇宙開発の方に興味のある子どもだった。そうした小学校高学年時分に抱いた素朴な思いは、中学・高校で定期テストと受験のための勉強に焦点があっていく中で、知らずのうちにどこ…

資本主義の終焉・分断と対話・個人

最近、資本主義の終焉ということの意味が分かってきた。 身近な共産主義者たちが、金融資本家は追い詰められていて、この社会をプロレタリアートの連帯によって実力で変えられるんだ、という話をよくしている。世界最大のヘッジファンド、量的緩和と現金給付…

2つの研究室に属して

はじめに 2つの研究室に所属していると言うと、大体驚かれる。大学院生で、同時に2つの研究室に所属している人は、かなり珍しいからだ。なので、同時に2つの研究室に所属して、いま私の生活がどんな感じになっているのかを、書いてみようと思った。想定読者…

振り子の等時性

高林武彦の『熱学史』を読んでいたら、ガリレイが振り子の等時性を見つけたということが書いてあった。そういえば何故振り子の等時性は成り立つんだったかと調べると、 振り子の等時性? こちらのサイトに、運動方程式を立てて、sinθ=θとみなして解いて、出…

言及をやめて、勉強を始める

ヴィトゲンシュタインが言った「語り得ぬものについては、沈黙しなければならない」という言葉の意味を、僕は全然知らない。しかし、反射的に言葉を紡ぐのは、あまり格好良くないと思う。 思想史家の先崎彰容は、落合陽一との対談の中で、学者には「のれん」…

私の理科の先生と社会運動

政治や経済は生き方になるが、物理や化学は生き方にならないと言った事がある。よく考えてみれば、物理や化学でもいくらでも生き方になるなと、東工大の細野秀雄先生が書いた文章を読みながら思った。思えば私が今までに影響を受けてきた理科の先生は、社会…

アマチュア無線と私

数日前、第三級アマチュア無線技士試験を受験し、直後に確認できる採点結果から恐らく合格しただろうと思っている。 今回受験したのは、現在私が参加している人工衛星開発のプロジェクトにおいて、地上の無線設備と衛星との間の通信のために必要となるから、…

工学部縦コン(縦横コン)を開いた

2023年3月31日に、工学部縦横コンという(恐らく)本学初のイベントを開催したので、その報告記事を書こうと思います。京大工学部の縦コン文化を継承し、今後後輩たちがますます発展させてくれることを願って。 開催の背景・経緯 元々2019年に開かれた物工縦…

Ex帰寮、新しい書き方。

この記事は、熊野寮祭エクストリーム帰寮Advent Calendar 2022の25日目の記事です。 どんな準備をして、どこに降ろされて、どんな風に帰って来たか。このような書き方のエクストリーム帰寮の記事は、もうたくさん書かれている。それに、多くの場合あまり面白…