今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

ポスト安倍・二階俊博

先ほどワイドショーで、来年2021年9月末で自民党総裁の任期切れとなる現職の安倍晋三内閣総理大臣の後継者、いわゆる"ポスト安倍"として自民党二階俊博幹事長の名前が挙げられていた。しかしながら、二階氏は現在80歳を越すご高齢であり、誠に失礼ながら多忙を極める日本の首相の職を務めるのは難しいのではないかと考えた。(昨年2019年に退位された上皇陛下も当時85歳であった)

そこで、初代内閣総理大臣伊藤博文から現在に至るまで、日本の総理大臣の就任時の年齢と、連続在職日数との間にいかなる関係があるのかを分析し、そのような観点から二階氏を初めとした"ポスト安倍"s(複数形)の首相就任可能性を考察してみたい。

以下、"ポスト安倍"候補たちの年齢は以下のサイトを参照している。年齢の基準は2020年5月1日時点での満年齢ということで、実際に首相に就任する来年とでは誤差があるが、そこは見逃してもらいたい。

home.a07.itscom.net

 

また首相就任時の年齢と連続在職日数の具体的な数値を参照するために用いたのは、文字化けしているが、以下の首相官邸のホームページである。

www.kantei.go.jp

分析の方法は、以下の通りである。

1、就任時の年齢は上記のページに記載の数値をそのまま使用する

1、通算在職日数ではなく、連続在職日数をカウントする。例えば、伊藤博文は何度か総理大臣に就任しているが、1度目は44歳で861日、2度目は50歳で1485日、...というように、別の政権として勘定する。

1、連続して総理大臣を務めている者は、その合計を一連の政権として扱う。またその在職日数は(近衛文麿吉田茂を除き)上記のページの通算在職日数を使用する。例えば、鳩山一郎は71歳で、745日である。

1、近衛文麿吉田茂に関しては、通算在職日数から第一次政権時の在職日数を引いたものを第二次以降の連続在職日数とする。(それぞれの在職日数の数字を足したものをそのまま採用すると、(連続数-1)だけ余分に勘定してしまう)

1、民主党政権終了後の安倍晋三に関しては、まだ最終的な在職日数が確定しないため今回の分析には含めない。

 

それで、以上の方法に従って、首相就任時の年齢と連続在職日数をプロットしたものが以下のグラフである。

f:id:philosophiaichi:20200612140302p:plain

グラフによると、首相就任時の年齢が40歳以下、または80歳以上であった人はいない。よって、39歳の小泉進次郎と81歳の二階俊博の首相就任可能性は極めて低いと言わざるを得ないだろう。これまで無かったことがこれからも無いと断言することは出来ないが、可能性としては極めて低いと考えざるを得ない。

また、首相就任時の年齢が50歳未満、71歳以上で連続在職日数1000日以上の人がいないということも注目できる。この傾向に従うと、79歳の麻生太郎("ポスト安倍"かどうかは微妙だが)、来年には71歳になる70歳の甘利明、安倍路線の継承者として注目されている令和おじさんこと71歳の菅義偉も、長期政権を樹立するのは恐らく難しいだろうと言えるかもしれない。

そこで残ってくるのは、予想通りと言うべきか、50歳〜70歳の人々である。

それでは最後に、"ポスト安倍"として一般的に名前が挙がっている人々の年齢と派閥を列挙して本記事を締めたいと思う。なお、現在の安倍晋三首相の就任時の年齢は58歳で、連続在職日数は2020年6月12日現在で2726日になる。(通算では366+2726=3092日、多分。通算では桂太郎2886日を抜いて最長、連続でも佐藤栄作2798日をもうすぐ抜いて最長)

 

(細田派)

安倍晋三65、下村博文65、西村康稔57、稲田朋美61

(麻生派)

甘利明70、河野太郎57

(竹下派)

茂木敏充64

(二階派)

二階俊博81

(岸田派)

岸田文雄62

(石破派)

石破茂63

(菅グループ)

菅義偉71

(無所属)

小泉進次郎39