部分積分をする度にHIKAKINの罪は重い

 

脳は1秒間に数千回発光しているみたいな記事を読んでから、毎日明滅が発生するわけではないが、眠る時に前頭葉の方からまぶたの裏が数秒ごとに周期的に明滅して照らされる感覚に集中すると、すぐに眠ることができるようになった。目を閉じている時に明かりで照らされるとまぶたの裏がぼんやりと赤くなる感覚が、目の上の手前奥から伝わる。

 
我が人生の歴史は睡眠との闘争の歴史でもあった。テレビの音声と笑い声がふすま1枚挟んだリビングから発生する、そんな環境で6才頃まで寝ていたせいで、いわゆる「寝つき」が限りなく悪くなったと思っている。自分の部屋が与えられてからは寝落ちするまでひたすらDSし、ごく稀に親に見つかりDSが没収されるというルーティーンを繰り返した小学生時代。基本的に、寝れるか寝れないかは運だと思っていて、それはまるで入試対策を何もせずにひたすら模試を受け続ける受験生のようであった。目を瞑るとすぐに眠れるという人が理解できない。意味不明。そもそもストレスを溜めやすく泣き疲れるまで寝ることができない体質もよくない。数年前からは深夜にラジオを聴き始め、聴き疲れて寝落ちすることで寝ていた。段々と自分の疲れ度合いが把握できるようになってきて、寝落ちする寸前にイヤホンを耳から外せるようになった。寝る寸前には呼吸が自然と寝ている時の呼吸のようになることに気付いたのである。

 


最近は早朝にランニングをしなければならないので早く時間通りに寝なければならない。この「まぶた明滅法」に暫くは頼って睡眠と闘っていくことになりそうである