今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

物工縦コンについて色々書く

2021年4月2日21時から、物理工学科Discordサーバーで物工縦コン(オンライン)が開催された。もともと物工縦コンとは、2019年の6月にSKさんという物工過去問サイトKU1025を立ち上げた偉大な方が主催して開催されたイベントで、物理工学科というのは横の繋がりと比べて縦の繋がりを作る公的なシステムが全くなく、そういう物工内での縦の繋がりを作る場として開催されたものだった。詳細は分からないけど、恐らくそれまではSKさん個人だけか、あるいは仮にいたとしても+数人くらいで運営されていたKU1025に、その時から誘われて私も参加することになった。半年くらい動きがなく、2020年の3月に初めて活動が行われ、KU1025として2020年の6月頃に物工縦コンを開催することを確認した。私も、2020年6月に開催するはずだった物工縦コンのビラを作るなどの活動を行ったが、ある病気が世界的に流行ったために大学の授業すらキャンパスで行われなくなり、2020年の縦コンは延期・あるいは中止という形を取った。

dkrqr.hatenablog.com

 

2021年の2月中旬頃に、3月末に工化縦コンを主催することになるとある工業化学科の友人から連絡があり、物工縦コンに参加のノウハウがある私は(ただし開催のノウハウはない)色々と縦コンについてお話をした。その時、縦コンはオフラインで(対面で)開催するものだという固定観念があった私は、京都にもいないから自由に動けないし、3月とか4月の段階で縦コンを開催するのは難しいとか、面倒とか、そういう風に考えていた。工化縦コンの詳細がTwitterでリリースされたのは3月10日で(恐らく、合格発表直後のTwitter人口に投げ込む意図があったと思われる)その前日に私は、寺さんからインターネットにばら撒く用のビラを見せてもらった。工化縦コンをオンラインで開催するということを知ったのはその時で、その直後くらいからKU1025の中でも、工化縦コンにスパイを送り込んでノウハウを収奪し、丸々パクってオンラインで物工縦コンを3月とか4月にやるという思想が芽生えつつあった。

 

3月15日くらいからKU1025のTwitterアカウントでマシュマロ(匿名で質問できるサービス)を使った新入生に対する質問回答が始まった。最後の回答が3月26日となっているが、マシュマロ側が勝手に質問をいくつか弾いていたことが後から判明し、結局いくつかの質問に関して有効な回答を行うことができなかった。

 

当初は(3月10日〜20日くらい?)物工縦コンは、KU1025の中の人向けに取られた日程調整で4月7日にやるということで調整されていたが、3月21日くらいにDiscordサーバー上で議論があり、4月2日に開催するということになった。その時はあまり私は日程に関して特に興味がなかったが、後から考えると、履修登録ページが公開され、履修人数制限科目の抽選が始まる4月2日というその日に開催するというのはかなり良い判断だったと思う。(もっとも、その時はまだ物工縦コンで何をやるかということがあまり明確になっていなかった)

3月21日にはもう一つ大きな動きがあり、後に物工縦コンの会場となるDiscordサーバーに人を入れるという判断がなされた日だった。それまでこのサーバーは作成者を含めて4人ほどしか入っておらず、全く活用されていない状態だったが、KU1025のTwitterアカウントや、2019年物理工学科入学者のLINEグループ、同2021年、京大のLINEオープンチャットなど様々な場所で宣伝がなされ、結果として21日の終わりまでにサーバー参加者が60人を超える状態となった。また、この日KU1025の会議をDiscordサーバーの公開ボイスチャンネルで行っていたために興味本位で覗きに来た人が何人もおり、そのうちの1人で浪人していた時に知り合った友人がKU1025に参加することとなった。

 

3月26日に工化縦コンが行われ、Discordサーバー参加者100人前後、T前氏による履修解説が目玉企画となり、成功を収めた。その時に使用されたスライドが、T前氏のTwitterに公開されている。

 それまでは、物工縦コンでは各コースの3,4回生が5分ずつ程度様々な話題に触れながらリレーで話すという企画骨子だったが、この工化縦コンの履修解説企画の成功を受けて、使用されたスライドを少し物工用にアレンジしたものを丸々使って同様の企画をやるという話になった。当初予定していた企画は1,2回生向け企画と題打って、各コースごとに分かれて1回生向けの履修解説企画の後にやることになった。

スライドはその話が出た3月29日の午後に私が作成し、その後数日に渡って少しずつ修正を加えたものを4月2日の物工縦コンで使うことにした。2日前の3月31日の21時からリハーサルをやり、私がなぜかDiscordで画面共有が上手くいかないという問題があったので、スライドの画面共有を運営の別の人にお願いすることとなった。PowerPointが使いにくかったので、スライドはKeynoteで作成した。

drive.google.com

 

当日は、18時頃に新入生の物工LINEグループにリマインドも兼ねて、21時から物工縦コンがある旨のお知らせを投稿したところ、恐らく2〜30人の新入生がDiscordサーバーに参加し、結局4月2日の終わりまでにサーバー参加者が200人を超えることとなった。21時から企画を始め、21時30分頃に画面共有の視聴者が50人を超えてしまったために見れなくなった人が出始め、急遽参加者の人に画面共有をミラー配信してもらって事なきを得た。Discordの画面共有で50人以上は同時視聴できないということは知らなかったし、開始前にはせいぜい参加者は25人くらいだろうと思っていたので、これには驚きだった。1回生向けの企画は21時40分過ぎくらいに予定通り終了したが、1回生はやはり大量に質問を抱えていたようで1,2回生向け企画の開始は22時からとなった。当日は他の運営の方々が主にテキストチャンネルでの質問回答や調整などを行ってくれたため、発表者の私はとてもスムーズに進行できたと思う。22時からの1,2回生向け企画では、最初2回生前期後期の専門科目の授業内容を紹介していたが徐々に人が減っていき、喋ることがなくなったのでふらっとやってきた1回生の質問対応などをしていた。他のコースの様子は見に行けなかったが、機械や宇宙では参加者も多く成功していたのではないかと思う。

途中ふらっとやってきた1回生たちに21時からの企画の感想を聞いたところ、とてもよかったという声が多かった。終わった後にTwitterで物工縦コンと検索したところ、数人呟いている人がいた。

 細部に関しては分からないが、疑問が解決した1回生も多そうで、概ね企画としては成功したのではないかという気がする。ただそれではあまり次に繋がらないので、客観視点でどう見えたのかということを知るために、参加者アンケートのGoogleフォームを作成し、Discordサーバーで公開しておいた。次回、対面・オンライン問わず物工縦コンを開催する上での参考にしたいと思う。

他の運営の人(先輩)が書いた記事

hira-non.hatenablog.com

hira-non.hatenablog.com

 

また何か書くことがあれば、追記か別に記事を作って公開したいと思います。また、この記事を(この記事へのリンクを載せて、可能であれば)そのまま千万遍石垣に寄稿しようかなという風にも思っています。当初の大きな目標であったKU1025としての1,2回生の獲得という目標は達成されていない気がしますが、まあそれは今後活動しながら誰か入ってくれたらいいなあという感じです。この記事はそんな未来の物工縦コンを運営するあなたのために書いています。それではまた!

 

 

J.J.Sakurai(2.1.62a)

 

J.J.Sakurai『現代の量子力学』Modern Quantum Mechanics 第二版

(2.1.61)で\( {<}S_x{>} \)を求めているのと同様に、(2.1.62a)に出ている\( {<}S_y{>} \)を計算したのですが、符号が反対になってしまいました。naze

→原因が分かって、最初の確率を与える式で、\( {<}S_y;\pm |=\frac{1}{\sqrt{2}}{<}+| \mp \frac{i}{\sqrt{2}}{<}-| \) というように、双対対応において係数は複素共役を取らなければならないことを忘れていた。自己解決

まず、(1.4.17b)から、\( |S_y;\pm {>}=\frac{1}{\sqrt{2}}|+{>}\pm \frac{i}{\sqrt{2}}|-{>} \)

本当はなんか\( \LaTeX \)のパッケージを使ってブラケットを綺麗に書きたいけど、軽く調べても方法がよく分からないので、今は一旦保留

\begin{equation} \begin{split} |{<}S_y ; \pm | \alpha , t_0;t{>}|^2 &= \Biggl|\Biggl[\frac{1}{\sqrt{2}}{<}+| \mp \frac{i}{\sqrt{2}}|-{>}\Biggl]\dot{} \Biggl[\frac{1}{\sqrt{2}}exp\Biggl(\frac{-i\omega t}{2}\Biggl)|+{>}+\frac{1}{\sqrt{2}}exp\Biggl(\frac{i\omega t}{2}\Biggl)|-{>}\Biggl]\Biggl|^2 \\ &= \Biggl|\frac{1}{2}exp\Biggl(\frac{-\omega t}{2}\Biggl)\mp \frac{i}{2}exp\Biggl(\frac{i\omega t}{2}\Biggl)\Biggl|^2 \\ &= \frac{1}{4}\Biggl|cos\Biggl(\frac{-\omega t}{2}\Biggl)+isin\Biggl(\frac{-\omega t}{2}\Biggl)\mp i\Biggl(cos\frac{\omega t}{2}+isin\frac{\omega t}{2}\Biggl)\Biggl|^2 \\ &= \frac{1}{4}\Biggl|cos\frac{\omega t}{2}-isin\frac{\omega t}{2}\mp \Biggl(icos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Biggl)\Biggl|^2 \\ &= \begin{cases} \frac{1}{4}\Biggl|\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}+sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)+i\Bigl(-cos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)\Biggl|^2   (S_y+に対して)\\ \frac{1}{4}\Biggl|\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)+i\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)\Biggl|^2   (S_y-に対して) \end{cases} \\ &= \begin{cases} \frac{1}{2}\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}+sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)^2   (S_y+に対して)\\ \frac{1}{2}\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)^2   (S_y-に対して) \end{cases} \end{split} \end{equation} よって、 \begin{equation} \begin{split} {<}S_y{>} &=\Bigl(\frac{\hbar}{2}\Bigl)\frac{1}{2}\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}+sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)^2+\Bigl(-\frac{\hbar}{2}\Bigl)\frac{1}{2}\Bigl(cos\frac{\omega t}{2}-sin\frac{\omega t}{2}\Bigl)^2 \\ &=\frac{\hbar}{4}\Bigl(4sin\frac{\omega t}{2}cos\frac{\omega t}{2}\Bigl) \\ &=\Bigl(\frac{\hbar}{2}\Bigl)sin\omega t \end{split} \end{equation}

できた

ここのやつを移してきただけ

J.J.Sakurai(1.7.31)

 

作りながら書いてます

フーリエ変換は次のように定義されます.

\begin{align} F(\omega) = \cfrac{1}{\sqrt{2\pi}}\int_{-\infty}^{+\infty}f(t)e^{i\omega t}dt \end{align}

\eqref{sin}は正弦関数、\eqref{cos}は余弦関数の定義です。

\begin{align} \sin x = x-\frac{x^3}{3!}+\frac{x^5}{5!}+\cdots \label{sin}\\ \cos x = 1-\frac{x^2}{2!}+\frac{x^4}{4!}+\cdots \label{cos} \end{align}

参考にしたサイト

HTMLで\(\LaTeX\)を使う方法

HTMLでリンクを貼る方法

\(\LaTeX\)などのコマンド

GASで公開時のExecute the app asをどうすればいいか確認するのに使った

そもそもGASでWebページを作る時に参照したやつ(連載)

J.J.Sakuraiの第2版 現代の量子力学(上)の、第1章p.70の式(1.7.31)の式変形が最初分からなかったので、色々調べたら分かりました。個人的なメモです。

\begin{align} \delta (x'-x") &= {|N|}^2 \int dp' exp \Biggl[\frac{ip'(x'-x")}{\hbar}\Biggl]\\ &= 2\pi \hbar {|N|}^2 \delta (x'-x") \tag{1.7.31ddd} \end{align}

参考にしたサイト

イコールを揃えるのに

\begin{equation} \begin{split} y &= x\\ &= 3\\ \end{split} \end{equation}

参考にしたサイト

式番号を揃えるのに

\begin{align} \delta (x'-x") &= {|N|}^2 \int dp' exp \Biggl[\frac{ip'(x'-x")}{\hbar}\Biggl]\\ &= 2\pi \hbar {|N|}^2 \delta (x'-x") \end{align}

複数行の式番号を真ん中に揃えて、任意の式番号を付けるやり方が分からないので、とりあえず諦めます

以下、森成隆夫(2017)『振動・波動』朝倉書店から引用

116ページ \( a\neq 0 \) の時、

\begin{equation} \delta(ax)=\frac{1}{|a|}\delta(x) \tag{A.17} \end{equation}

\begin{equation} \int^{\infty}_{-\infty}dx exp(ikx)=2\pi \delta (k) \tag{A.19} \end{equation}

引用ここまで

(A.17)、(A.19)を使うと、(1.7.31)は、 \begin{equation} \begin{split} {|N|}^2 \int dp' exp \Biggl[\frac{ip'(x'-x")}{\hbar}\Biggl] &={|N|}^22\pi \delta(\frac{x'-x"}{\hbar})\\ &=2\pi\hbar{|N|}^2\delta(x'-x") \end{split} \end{equation} と変形できる。

ここに書いたやつそのまま移した

BGMメモ

実況者のテラゾー氏がかつて主催していた人狼放送、人狼舞踏会

人狼舞踏会とは (ジンロウブトウカイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

で、例えば

www.nicovideo.jp

の夜時間に使われているBGMは、菊田裕樹氏の人狼伴奏音楽集

www.youtube.com

にはなかったので、Shazam for Macで調べたところ、

Eyer LimのI Wait for You、もしくはWait for Youと表記されている曲であることが分かりました。

www.youtube.com

テラゾー氏が音源としてYoutube Audio Libraryを挙げていたので、最初はAudio Libraryをずっと探していましたが、見つかりませんでした。多分Youtube Audio Libraryにはない気がします。あったら教えて下さい。

また、音源は2分程度か5分程度のものしかYoutube上にはなく、夜時間3分間でちょうど使っている音源は分かりませんでした。あったら教えて下さい。

名前とルーツ

philosophiaichi.hatenadiary.jp

 

以前、こちらの記事で文脈と同一性についての話を書きました。私たちはある他者がその他者であることを確定するために文脈を大いに使っているのではないかという観点から、逆に文脈こそが同一性を担保している真の原因なのではないかというようなことを考えました。そして最後に、自己の同一性や一貫性ということに関しても、文脈やあるいは記憶が重要な役割を担っているのではないかというようなことを書いたと思います。今回は名前とルーツのお話です。ところで、自己同一性という意味のidentityという言葉がありますが、他者がその他者であるような他者の同一性、一貫性を意味する格好いい言葉は無いものでしょうか。iに対してyouを使ってyoudentityとか、いいんじゃないかと思います。前回は、街で知り合いを見かけた時にその人が本当に自分の知っているその人か、見た目では判断できないので、文脈の効果が重要だという話でした。または、そういう例についてでした。今回は、非常にそれと似ているけれども、少し異なった状況について考えてみたいと思います。それは、今回も文脈無しで、そして見た目では判断できず(前回は同窓会で化粧が濃かったかつての同級生が誰か分からないという話でした)という状況で、そのある人は私が誰であるかを一方的に認識しているという状態です。相手は、私が何者であるかを知っています。そして、私は相手が誰であるか、思い出せないか、もしくは非常によく似た別の人をもう一人知っていて大方この人ではないかと分かってはいるけれども、確定はできていないというような状況です。ちなみに私には双子の従兄弟がいて、毎年か何年に1回か会いますが、未だにどちらがどちらであるかを知りません。さて、そのような状況で非常に強力な武器となるのが、名前です。名前は非常に強力な、同一性を確定させるための手段です。同姓同名で見た目もよく似ているという例はあまりありませんから、一般的に強い方法です。つまり、相手に名前を聞くということです。これは非常に安全です。相手が誰であるかが確定できない状態で物事を進めるのは非常に難しいからです。ごめんなさいどこかでお会いしたことがあるのは分かっているのですがお名前をお伺いしてもよろしいでしょうかと尋ねれば良いのです。問題はここからです。ここからというか、問題はここではない場所にあります。まず第一に、名前を聞いてもまだピンとこない場合、それは危機的な状況であることに違いありません。その場合は、さらに続けて以前どこで私とお会いしましたかというような別の文脈から相手を確定させる必要があります。ちなみにこの方法は、名前を聞いた段階でyoudentityが把握(youdentityの使い方がこれで合っているか私は知りません)できた場合にも、以前どこどこでお会いしましたよねと伝えることで私はあなたのことを覚えていますよというメッセージを相手に伝えることに使うことができます。第二の問題は、これはより深刻というか、名前というものの本質に関わる問題ですが、以前会った時に相手から相手の名前を聞き出すか、あるいはその他の方法を使って相手の名前を知っている必要があるということです。しかしながら、一般的には名前というものは相互に認識している必要があるというか、私は名前を知らない相手が私の名前をなぜか知っているという状況はやや不自然の感があります。よって、相手の名前を自分が知っているためには、自分の名前もまた、相手が知っているという状態にしなければなりません。自分の名前というのは普通皆覚えていて、だから記憶の問題に分類されるかもしれませんが、私は名前というのは文脈だと思います。非常に様々な要素がそれと紐づけられています。文脈であるからこそ、それを使ってidentityを保証しyoudentityを確定させることができます。だから自分が名前を知らない人を探したり、自分が名前を知らない人を他者に伝えることには、大変な困難が伴います。ですがその一方で、こんなことを言うとお前は矛盾していると言われそうですが、名前がdentityを確定させる非常に強力な手段であるからこそ、お互いに名前を知らない人間関係もまた、非常に美しいと思います。そういう状態は通常長くは続きませんが、しかし名前にはそういう面、使い方もあると思います。かなりぼかした言い方をしましたけどね。

そろそろルーツの話をして終わりにしたいと思います。ルーツもまた、その人をその人であらしめる文脈だと思います。だからなのでしょうか、多くの場合無意識なんじゃないかと思います。自分が他の人に、また他の人が自分に、そのルーツの話をするという状況に意識すると何回も遭遇している気がします。基本的に人との出会いは一期一会ですが、その中で人は、一生懸命に自分の文脈と相手の文脈を相互に結びつけようとしているのかもしれません。そういう風に思っています。