今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

振り子の等時性

高林武彦の『熱学史<第2版>』を読んでいたら、ガリレイが振り子の等時性を見つけたということが書いてあった。そういえば何故振り子の等時性は成り立つんだったかと調べると、
振り子の等時性?
こちらのサイトに、運動方程式を立てて、sinθ=θとみなして解いて、出てきた解を再代入すれば良い、と書いてあって、そういえば昔も調べたことがあったなあ、と思い出した。
予備校か大学入学以来、私は科学史に少しは関心を持っているので、最近もルネで端山好和『自然科学の歴史』という文庫本(もとの出版は1998年)を見つけて読みながら、真空ポンプはトリチェリが17世紀中葉に作ったことに驚き、
天才UFO
こういうような面白い科学史のサイトを見つけた。
その中で、
天才UFO
こういうページがあって、ガリレイは、振り子の等時性を見つけるのに、当時はまだ時計が無かったがどうしたか?と書いてあって、その答えは「自身の脈拍か、歌を歌って測った」などと書いてあって、それは面白いのだが、一方、最初に言った高林武彦の『熱学史<第2版>』では、
ガリレイの友である医者のサンクトリウスはいち早くガリレイの発見した振子の等時性を脈拍の測定に, また空気寒暖計を体温測定に利用することを試みた. 」などと書いてあって、
これは時計が先か、脈拍が先か、という循環になっているなあ、と思って面白かった。
ところで、時計はまだ当時発明されていなかったのであろうか。
発明の年表 - Wikipedia
Wikipediaによると「振り子時計」を発明したのは、1657年、ホイヘンスであって、ガリレイはその頃にはもう亡くなっている。天体現象を利用して、もっと長い時間を測る時計はもっと前からあったであろうが、数秒を測る時計は、まだ無かったということだろう。