今後、旅の日記を書くために用意したブログ

今後、旅の日記を書くために用意したブログです。今のところ旅に出る予定は無いので、旅の日記以外のことばかり書いています。

遠方登山におけるガスカートリッジ問題。

遠方登山におけるガスカートリッジ問題とは、飛行機・船舶・新幹線・バス等の多くの公共交通機関において、登山・キャンプで使用するガスカートリッジの持ち込みが制限・禁止されているために、ガスカートリッジの持ち運びに関して頭を使わなければならないことを指します。

www.amazon.co.jp

最近書かれた以下の記事でも、取り上げられています。

https://kamiyama-online.com/gas-cartridge-confiscated-at-the-airport/#toc5

ガスの現地調達自体は容易です。現地のアウトドアショップで購入したり、Amazonで現地のコンビニ等に予め配送しておけば良いからです。問題は帰る時です。一応新幹線には2kg・2L以下であれば持ち込みが可能であるとされているため、帰路に新幹線を利用できる場合は、あまり問題にならないかもしれません。

e-camper.jp

しかし、離島などに行く場合は船舶や飛行機を利用せざるを得ず、船舶や飛行機においてはガスカートリッジを持ち込むことが大体禁止されています。例えばさんふらわあ

https://www.ferry-sunflower.co.jp/reservation/tocustomers/img/img-hazardous-b.jpg

飛行機については言うまでもないでしょう。搭乗・乗船時にガスカートリッジを没収してくれる場合が特に飛行機に関してはありそうですが、取られる措置が没収ではなく搭乗・乗船拒否だった場合、旅程が詰んでしまうリスクがあります。また、没収自体あまり気分がいいものではありませんし、飛行機や船の運営業者に迷惑をかける事になるため、避けたいです。

次に考えられる方策としては、使用済みガスカートリッジ自体を郵送することです。しかし、多くの配送業者は、未使用・未開封のものに限り、配送可能としているため、これも現実的ではありません。以下のリサイクル業者のHPによると、唯一佐川急便だけは、可能らしいですが、それも事業所によっては無理な場合があり、確実な選択肢とは言えません。

www.recycle-izumi.net

また、自宅以外の場所から集荷することになりますが、営業所やコンビニが近くに存在する必要があります。個人的に面倒だと感じたのは、集荷依頼用に段ボールを持ち運ばないといけないことです。登山をしているので、段ボールは不要ですし、とてもかさばるので、持ち歩きたくないという印象です。現実的には避けたいですが、一応できないことはない方法ではあります。

www.iscle.com

こうなってくると、いよいよ「帰る際にその辺にいる見ず知らずの登山者に譲る」という選択肢が現実的に検討の枠内に入ってきます。でも、これはしたくないでしょう。まず、根本的な解決になっていません。貰った人は、どう処分するのでしょうか?また、自分も知らない人から安全かどうか分からないガスカートリッジを貰いたくありません。

現地で引き取ってくれるアウトドアショップや山荘を事前に調べるという方法もあります。ただこれは場所依存性が相当強く、また調べることも非常に難しいという欠点があります。「お宅の山荘は、ガスカートリッジを有償で引き取って貰えますか」と電話をかけて肯定的な答えが返ってくるビジョンが見えません。ただの迷惑な客です。

「公共交通機関を使わなければいい」は割と現実的な解かもしれません。自動車で行ける範囲なら、問題ないでしょう。ただ離島や北海道に本州から行く場合、どうしても船舶や飛行機を使わなければならないだろうから、現実的ではありません。

「ガスカートリッジ内のガスを全て使い切る」も選択肢に入ります。ただ全て使い切ること自体が難しい上、全て使い切っても船舶や飛行機には持ち込めないかもしれません。

「現地の自治体で処分してもらう」は難しいでしょう。

 

ダメ元でモンベルに「新しいカートリッジを買うついでに古いの持っていったら引き取って貰えますか?」と聞いてみたらやはり無理とのことです。

【登山アイテム】ジェットボイルのガスカートリッジってどうやって捨てればいいの?捨て方を紹介します。 - 山暮らし.com

 

無理かあ。みんなこれどうしてるん?違法っぽくない網が広い現地回収システムを誰か作って欲しいなあ(自分で作れって?)